社会保険労務士深川事務所
  • Home
  • 事務所概要
  • 業務内容
  • 料金表
  • ニュース
  • 関連リンク
  • お問い合わせ
2024/01/21

「技能実習」を廃止、「育成就労制度」創設を提言 ~政府の「有識者会議報告書」~

 外国人技能実習制度と特定技能制度の見直しを検討していた政府の「有識者会議」は昨年11月30日、小泉龍司法務大臣に最終報告書を提出しました。報告書によると、現行の技能実習制度を発展的に解消し、新たに人材確保と人材育成を目的とする「育成就労」制度の創設を提言しています。新制度での受入れ分野は特定技能の分野に合わせ、3年間の就労を通じて特定技能1号の水準に人材を育成するとしています。

 

 現行の技能実習制度については、人材育成等の観点から原則として転籍ができないことや監理団体による監理・支援が十分でない場合があり、人権侵害や法違反の背景・原因となっていることを踏まえ、「国際的にも理解が得られ、日本が外国人材に選ばれる国になる」としています。そのため、他社への転籍を認めるほか、技能実習機構の監督指導・支援保護機能や労働基準監督署・地方出入国在留管理局との連携強化や、監理団体の許可要件等の厳格化を打ち出しています。

 

 技能実習において「やむを得ない場合」を除いて認めていなかった転職については一定の要件で本人の意向による転職が可能となります。具体的には、①同一企業での就労期間が1年超、②技能検定基礎級と日本語能力A1相当以上の試験(日本語能力試験N5等)に合格、③転職先企業で就労中の外国人のうち転職者数が一定割合以下にするとともに、転籍は同一の業務区分に限る―という要件を求めています。

 

 ただし、「当分の間、分野によって1年を超える期間の設定を認めるなど、必要な経過措置を設けることを検討」することも盛り込まれております。また、自民党は転籍できる就労期間の要件を「2年」とすることができる経過措置を提言しています。

 

 経過措置を設けることは有識者会議の委員からも反対意見を出されました。国会での法案審議が注目されます。

tagPlaceholderカテゴリ:

 

 

 

 

 

 

 

社会保険労務士

深   川   淳

〒140-0011

東京都品川区東大井6-11-9

武内ハイツ301

 

 

 

 

<経 歴>

1971年 東京都品川区旗の台 生まれ

品川区立 清水台小学校

巣鴨中学校

巣鴨高等学校

慶應義塾大学 商学部 卒

 

1994年 新日本製鐵株式会社 (現:日本製鉄株式会社) 入社

同社にて人事および営業に従事

2016年 社会保険労務士試験 合格

2017年 東京都社会保険労務士会 開業登録

 

現  在

東京都社会保険労務士会

 臨海統括支部 開業部会長

 品川支部 開業部会長

 品川支部 労務監査委員長

社会保険労務士三田会 副会長

公益財団法人21世紀職業財団

 ハラスメント防止コンサルタント

品川三田会 運営幹事

概要 | プライバシーポリシー | Cookie ポリシー | サイトマップ
ログイン ログアウト | 編集
  • Home
  • 事務所概要
  • 業務内容
  • 料金表
  • ニュース
  • 関連リンク
  • お問い合わせ
閉じる